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1海里というのは1852mです。 なぜこんな中途半端な数字になっているかというとこれは海図を利用した世界の海の航海上の都合からきています。 緯度は北極点から赤道まで90度、1度は60分ですから5400分あります。 地球の一周は約40000Km、90度は四分の一にあたりますから約10000Kmになります。 10000を5400で割ると約1.852とでてきます。 すなわち1海里とは緯度1分の距離のことなのです。 こうしておくと海図による航法計算がとても便利になるのです。 もちろん地球は完全な球体ではないので高緯度と低緯度とでは正確には緯度1分の長さは異なりますから1852mというのは平均です。