空の画像

☆台風体験記PertII☆


去年(1999年)、島に来て始めての大型台風、18号の後、島の知り合いの人から
「あんなふうに停電までするような台風はここ数年きたことがなかった」
っと聞かされていたため、てっきり向こう数年はこれより大きな台風は来ないのかと思っていたら…。甘かったです。
2000年の台風8号は、1999年の台風18号を、数倍上回る威力だったようです。島の人をして、「二十数年前の沖永良部台風以来のものすごさだ」と言わしめたものすごさ。
因みに、ぴっぐが体験した&目撃した被害を箇条書きであげさせていただくと。。。


【停電】
島の全戸が被害の対象となったようです。
我が家では45時間以上続きました。家によっては60時間を超えた家もあるようです。
ISDNに切り替えたばかりの我が家では、TAが動かないので、電話も使えませんでした。
【断水】
停電によって給水ポンプにも影響が及んだとのこと。親戚の家では1昼夜、水も電気も止まったそうです。その家のおばさんは目が不自由な方。どんなにか寂しい思いをされたことでしょう。それでも笑って「そりゃあたいへんだったさ」と元気に答えてくださいましたが。。。
【家屋の倒壊】
親戚の家の中にも、海に近い木造の町営住宅に住んでいた家が、屋根の3分の1を吹き飛ばされる被害に遭いました。また、他の知人の家でも屋根を吹き飛ばされ、台所と書斎が水浸しというご家庭もありました。その他、牛小屋の屋根を吹き飛ばされた家の数多く見かけましたし、スタンドの屋根を支える支柱が折れていたり、屋内ゲートボール場の屋根がめくれあがっていたり、道端の松の木の幹がぼっきりと折れていたり…。正確な統計は確認してはいませんが、かなりの建物の被害があったことは確かでしょう。
【農作物の被害】
台風の通り過ぎた翌日、車で島を回ったところ、ほとんどのサトウキビが、無残になぎ倒されていました。出張パソコン教室で伺った花農家の奥さんは「半分近くやられました。でも大丈夫。復活させますよ」と、とても力強い笑顔を見せてくださいました。

台風が過ぎて約2週間が過ぎた現在、「ほとんどが折れているのでは?」と思われたサトウキビが、よっこらしょっと体を持ち上げて、空に向かって伸び始めている姿をあちこちで見かけるようになりました。人間が手をくわえたわけではありません。まだ根元は曲がったままですが、自力で伸びようとしているのです。
その光景に、島の強さのようなものをじんわりと感じたぴっぐでありました。