
| 最後のお手伝い。 島も、弁当屋のお手伝いも、今日で最後。 島の観光や魚釣りも楽しかったけれど、正直に言うと、お弁当屋を手伝いながら、おばちゃんに、沖永良部の今や昔の話を聞かせてもらっているときが、一番楽しかったかもしれないな、などとしんみりしつつ、それでも今日も休む暇無く作業は進められます。10時を過ぎたころだったでしょうか、店の前をサイレンを鳴らしながら通りすぎる救急車の音。一瞬忙しい厨房のおばちゃんの手が止まり、親戚のお兄さんは表の道までその行き先を確認しに出て行きました。作業は数秒で再開されましたが、それからしばらくは救急車の主が誰なのかに話題が集まります。「どこそこの誰じゃないか」「いや、誰はXXXだから誰々だろう」などという会話が何分も続きます。その会話を聞きながら、改めて、ここは島なんだなと妙に実感したPigでした。都会に住んでいると、救急車が通ろうが、パトカーが通ろうが、「だからどうした」としか思えなくなっていたのですから…。 |
船から眺めた伊延港 |
島の影は、少しずつ遠ざかっていきました。 |
船の出航は12時30分。弁当作りが一段落つくと、出かける前に昼ご飯を食べて行くようにおばちゃんに進められましたが、最後だからお弁当が欲しいとねだったPig。最後の荷造りを終えて店に行くと、3日間見なれたお弁当箱に、普通の倍近いおかずとおばちゃんのお手製の卵焼き付きのスペシャル弁当が2人前、机の上に置かれていました。ありがたくいただいて店を出ると、まだお客さんもちらほらとあって忙しいのに、おばちゃんがわざわざ店の外まで出てきて、何度も何度も手を振って、Pigを見送ってくれました。 出航 この日は強風のため、船は和泊ではなく伊延から出航。途中与論で悪天候のために泊港に接岸できず、代わりに別の港に接岸するなどのトラブルのおかげで予定よりも3時間近く遅れて沖縄に着いたPig。 重い荷物を肩から下げて、車のヘッドライトが行き来する那覇の夜道をホテルへと歩きながら、この都会とあの島は、本当に同じ世界にあるのかな?今朝までの出来事は、全部夢だったんじゃないのかな。。。。 そんなことを、何度も何度も考えていました。 |