空の画像

4月6日 曇り後晴れ

鹿児島行のフェリーは、毎朝8時に那覇港から出航。
船は沖縄本島を北上して、鹿児島県最南端の島、2時間ほどかけて、与論島へと向かいます。
今回利用したのは、マリッククスラインのクイーンコーラル号でしたが、船内はとてもきれいで、小さなゲームセンターや食堂も完備されていました(ただし食堂は船内放送があってから1時間程しか開店しないようですが、、、)。とはいえ、乗り物があまり得意でないPigは、「与論が見えたよ」と旦那に起こしてもらうまで、船内で泥のように眠って過ごしておりました。与論は、島中が白砂のビーチに囲まれていて、旦那によれば、主に観光産業に力を入れている島なのだとか。「与論を過ぎれば、もう船から永良部が見えるよ」と旦那に言われ、与論を出航してからは、ずっと甲板で潮風にあたって過ごしました。
永良部写真
与論を過ぎると遠くに永良部が見えてきました。
永良部写真
永良部に近づくにつれて雲が姿を消し始め...
与論の泊港を出航したばかりの時には、なんだかぼんやりと見えていた島影も、時間を追うごとに、だんだんと大きく、はっきりと見えてきます。旦那のお母さんから、「ほんっとにちっさい島よ」と聞いていましたが、思ったよりもとても大きく見えました。近年海岸付近で農地開発工事が進み、雨が降ると赤土が海に流れ込んで、周囲のさんご礁にも被害を与えていると聞いていましたが、ブルドーザーで切り開かれたばかりの赤土の地層が、船の上からも何箇所か確認することができました。けれども都会育ちのPigにとっては、どこまでも抜けるような青い海に浮かぶ沖永良部は、まるで天国の島のように美しく見えました。
海岸沿いを北上して和泊港が近づいてくると、Pigは思わず叫び声を上げてしまいました。「港が青く光ってる!!!」
南の海は透明度が高く、さんご礁、砂地、深海と、海底の色に合わせて海の色がはっきりと変わっているのがわかります。港の周りは外海よりも鮮やかで明るいマリンブルーになっていて、それがPigには、本当に港が輝いて浮かびあがっているように見えたのでした。
フェリーを降りて、しばらく港で待っていると、旦那の従兄弟のお兄さんが、助手席に愛娘の小学5年生のW子ちゃんを乗せて迎にきてくださいました。3日間お世話になった家は、和泊港から歩いて10分ほどの和(わ)という集落で、お弁当ととうふを扱っています。お弁当屋さんの店先でお茶をいただいて一休みすると、お兄さんが、W子ちゃんといっしょに、和泊の周辺を車で案内してくださいました。
海沿いの公園や展望台、観光名所などを数カ所周ると、W子ちゃんが、
「お父さん、海ばっかり案内して。おじさん達も飽きちゃうよ」
「そんなことないが。都会に住んでると、海が見えるだけでもめずらしいじゃろう。なあ。」
っとお兄さん。そこでPigが
「そうだよ。私の生まれたところは山の中で、右を向いても左を向いても山ばっかりで、海なんて車で何時間も行かなくちゃ見られなかったんだよ」
っと言うと、くっきりとした二重の瞳をまん丸に見開いて、
「えーーーっ。海の無いところなんてあるん?じゃあ、船はどこに停めるん?」
と叫んでいました。
W子ちゃんのこのリアクションは、Pigにとっても新鮮な驚きでした。
永良部写真
藍色の海の向こうに...
永良部写真
和泊港が輝いていました。